血圧上昇抑制作用
血管をしなやかにして、血圧を低下させます
血圧が正常なラットと高血圧自然発症ラットに、それぞれ普通食または糖転移へスペリジン配合食を与え、血圧に及ぼす効果について評価を行いました。
高血圧自然発症ラットでは、普通食で飼育したグループと比べて、糖転移へスペリジン配合食で飼育したグループに、血圧の有意な低下がみられました。正常なラットではこのような違いは見られませんでした。
また、糖転移へスペリジンを与えたラットの血管を調べたところ、 血管平滑筋の過剰な収縮が抑制されていること、血管内膜・中膜が厚くなっていないことなど、弾力のある血管になっていることがわかりました。
血圧上昇抑制作用のしくみ
血管平滑筋の収縮が抑制されると、血管は拡張しやすくなります。
また、血管内膜・中膜の肥厚が抑制されると、
血管に弾力性が戻り、高かった血圧が降下します。
糖転移ヘスペリジンは、血管平滑筋の過剰な収縮の抑制と血管内膜、中膜の肥厚抑制によって高血圧を改善することがわかりました。